トレーニング方法論

僕は114th期間の序盤、旋律楽器にはあえて指示を出さずに自由にやらせた。代わりに伴奏で鳴っている音の雰囲気や、リズム感にこだわった。譜読みの棒読み状態に近い音楽からその曲の持っている性格が少しずつ顔を出してきて、ゆるやかに方向性が生まれる。そこまでがいわば曲作りの前提条件のようなもので、うまくいけばここからの中盤戦はやりたい放題な期間に入る。表現したいことがどんどん伸ばせるし指示に対してのレスポンスも良くなる。(逆に、トレーナーの指示に対してオケの反応がよくない時というのはまだ序盤を抜けてない段階であることが多い。)ここではそうやって音楽を拡げていって、終盤はまとめの時期である。伸びすぎたとこは均して、足りない所を補う。大げさに表現しすぎて流れが悪い場所などを修正する。